基板実装の基礎から実装まで基板実装に関するあらする知識を解説!
OKIジェイアイピーはサムテック社より推奨実装会社としても認定されており一般的なコネクタ実装はもちろん、サムテック社製のコネクタ実装にも柔軟に対応可能です。
コネクタとは電力や電気信号をつなぐための電子部品です。身の回りの製品ではスマートフォンやパソコン、テレビなどに使用されています。コネクタは電子機器内のプリント基板同士を接続するためのBtoB(BoardtoBoard)コネクタやパソコン本体とスマートフォンをつなぐインターフェース用のコネクタなどと種類も多いです。コネクタは電力や電気信号の安定的な供給が求められるため、実装技術は高い品質が求められます。
サムテックコネクタは米国に設立されたSamtec(サムテック)社製のコネクタであり種類の多くはBtoBコネクタになります。技術力や小ロット対応、安定した供給によりグローバルに使用されているコネクタです。コネクタの形状は挿入型のものや表面実装型のものと多種多様の種類があります。
挟ピッチのもので0.8mmピッチ以下の部品もあり、高精度な印刷技術や高い搭載位置精度が求められます。また、挿入部品やコネクタの電極がコネクタ本体の陰に隠れるため、目視でははんだ付け品質の良否判断が難しくなります。
ここでは、課題の例を紹介します。
表面実装型のコネクタは、電極間のオープン・ショート不良を防ぐ実装技術が求められます。
狭ピッチのコネクタでは部品搭載時の位置ずれやクリームはんだの印刷量が多くなることによって、はんだショートが起きやすくなります。また、クリームはんだの印刷量が少ないとオープン不良が発生します。
挿入型のサムテックコネクタの場合、スルーホール内のはんだ品質は目視確認できません。また、下面電極タイプのコネクタはBGAと同じくコネクタ本体の真下に電極が隠れてしまうため、目視検査はほぼ不可能です。
コネクタ部品のリペアははんだごてでの補修が難しく、リペア技術が求められます。
挿入型のコネクタの場合は、はんだごてによる補修では熱ストレスによりスルーホールの破断や金食われなどの二次不良が発生する可能性もあります。また、下面電極タイプのコネクタや表面実装型のコネクタも電極数が多くはんだごてによる補修は困難です。
当社では独自の実装・検査技術によりサムテックコネクタの高品質なはんだ付けを実現しています。最小ピッチ0.8mm、ピン数500の表面実装コネクタも実装可能です。もちろん、挿入型のサムテックコネクタにも対応しております。
独自のX線検査アルゴリズムにより、サムテックコネクタの品質を全数・全品検査しています。表面実装型、挿入型のサムテックコネクタであってもコネクタのはんだ付け不良は見逃しません。
表面実装型のサムテックコネクタのリワークも対応可能です。当社では部品に適した加熱方式のリワーク装置を保有しております。そのため、リペアが難しいサムテックコネクタであってもリワーク可能です。また、リワーク後はX線検査による全数検査を実施しています。
当社はサムテックコネクタの実装に関して、数多くの実績を持っております。また、サムテック社より推奨実装会社としても認定されており、高い実装品質を提供いたします。
サムテックコネクタの実装にお困りの際には、ぜひ当社までご連絡ください。